「え? ツナマヨってそんなに売れてたの?」
「20年の間、ずっと売り上げ数が1位だって知らなかった」
ローソンが10月16日に発売した「悪魔のおにぎり」(110円、税込、以下同)が、大ヒット商品になった。発売から13日間で販売数が265万個を突破。単日ベースの販売数で20年無敗だった「シーチキンマヨネーズ」(116円、以下「シーマヨ」)を抜いたという記事が公開されると、ネット上ではこのような反響があった。
なぜ、20年無敗だったのだろうか。ローソンでおにぎりの商品開発を担当する堤洋平氏(商品本部 デイリー商品部 シニアマーチャンダイザー)に話を聞いた。
まず、シーマヨの概要を解説しよう。具は、はごろもフーズが製造している「シーチキン」に、某大手マヨネーズメーカーが開発したシーマヨ専用のマヨネーズなどを混ぜている。一般的には「ツナマヨ」として認知されているが、ローソンではシーチキンを主原料としていることから「シーマヨ」と呼んでいる。
現在販売されているものは2018年10月にリニューアルされたもので、専用マヨネーズに使用する卵黄の比率を高めることで、コクとうま味をアップさせている。具の量は近年増加傾向をたどっており、ここ数年で約2倍になっている。
味の改良は毎年のように行っており、お客の反応を見ながら試行錯誤を続けている。例えば、春夏と秋冬でもシーマヨの味を変えているという。温かくなる季節はレモンの果汁を入れたり塩分を増やしたりしている。また、秋冬にはマヨネーズのコクを強くしている。
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