ニコチン含まぬ「VAPE」がコンビニ展開 たばこを超えられるか喫煙記者が検証普通のたばこと何が違う?(2/4 ページ)

» 2018年11月16日 13時11分 公開
[昆清徳ITmedia]

マイブルーを全10種類吸ってみた

 マイブルーはフレーバーポッドを本体にセットすればすぐに吸うことができる。充電時間は約20分で、300回の吸引が可能とされている。フレーバーポッド2個で、たばこ3箱分の吸引が可能だという(吸引回数は吸う強さによって、個人差がある)。

 国内で販売するフレーバーポッドは「メンソール」や「グリーンアップル」など全10種類で、そのうち2種類は日本限定のものだ。

 喫煙歴18年の記者が実際に全種類吸ってみた。あくまで個人的な感想だが、「グリーンアップル」や「チェリークラッシュ」といったフルーツ系は総じて甘い香りが特徴で、吸った感覚は「水タバコ」に近い。人によっては「甘ったるい煙」と感じるかもしれない。会場にいたPR担当者は「ダイエット中のお菓子の代わりに吸う人もいます」と説明した。

「メンソール」は紙巻たばこや加熱式たばこなどで吸うメンソール系の銘柄から雑味を抜いたすっきりとした味わいが特徴だ。

 個人的にいただけなかったのが「タバコ味」だ。タバコの煙に無理やり甘みをつけたような感じで、吸った瞬間、味のバランスの悪さに思わずむせてしまった。

 これは全体的にいえることだが、煙を十分に味わうためには紙巻たばこよりも強く吸わなければいけないので、無意識に楽しめるようになるには、ある程度の慣れが必要だと感じた。また、フルーツ系の風味がする水タバコに拒否反応がない人ならば、違和感なく吸えるのではないだろうか。

photo 日本で販売される全10種類を吸ってみた

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