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20年新卒の志望業界ランキング 3位は「化学」、2位は「食品」 1位は……?志望業界選びで悩む人も

» 2018年12月05日 12時07分 公開
[ITmedia]

 2020年卒業予定の大学3年生・修士1年生のうち、志望業界が明確に決まっている人は21.4%――。人材サービスのディスコ(東京都文京区)の調査でこんな結果が出た。「なんとなく決まっている」は51.9%、「決まっていない」は26.7%だった。

 志望業界のトップは「医薬品・医療関連・化粧品」(18.5%)。2位は「水産・食品」(17.7%)、3位は「素材・化学」(17.2%)、4位は「調査・コンサルタント」(16.8%)、5位は「情報・インターネットサービス」(16.7%)と続いた。

 専攻・男女別では、文系男子のトップ3は「総合商社」(25.0%)、「銀行」(23.3%)、「調査・コンサルタント」(20.8%)。文系女子は「マスコミ」(24.8%)、「銀行」(20.2%)、「水産・食品」(17.4%)だった。

photo 20年卒学生の志望業界(=ディスコ調べ)

 理系男子は「電子・電機」(30.6%)、「素材・化学」(25.7%)、「情報・インターネットサービス」(23.7%)、理系女子は「医薬品・医療関連・化粧品」(46.3%)、「水産・食品」(37.3%)、「素材・化学」(32.8%)を志望していた。

志望のきっかけは……?

 学生がこうした業界を志望したきっかけは、「インターンシップに参加して興味を持った」(49.6%)が最多。「業界研究の結果、興味を持った」(47.7%)、「自己分析の結果、自分に向いていると思った」(36.3%)、「商品やサービスのユーザーとして興味を持った」(21.6%)なども多かった。

 「大学入学前から志望していた」(17.2%)、「親や家族がその業界で働いている」(6.8%)、「教授の勧め」(1.6%)、「友人の影響」(1.0%)などの意見もあった。

photo 学生が志望業界を決めたきっかけ(=ディスコ調べ)

 一方、「志望業界のインターンに参加したら、志望業界ではなくなった」「業界研究では、さまざまな業界を見るべきだといわれるが、実際はどの程度の知識が必要なのか分からない。興味のある業界は深く調べるが、興味のない業界はあまり気が進まず、生半可な知識しか付けられない」など、志望業界を絞る過程で悩んでいるという声もあった。

 調査は18年11月15〜26日にかけて、20年卒の学生1207人を対象にインターネット上で実施した。

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