転職活動を行う際にキャリアアドバイザー(転職エージェント)を使った経験がない人は74.6%に上る――。人材サービスのパーソルキャリアの調査でこんな結果が出た。その理由は「(利用の)ハードルが高い」「どのように使っていいか分からない」などが挙がった。
このほか「自分の職歴・経歴でエージェントに頼っていいのかな? と不安を感じた」「資格を持っている人しか相手にされないと感じた」「転職のプロに頼むのだから、それなりの値段(相談料)がかかると思っていた」などの声もあった。
年代別では、キャリアアドバイザー利用に抵抗感を持っているのは20代が66.6%でトップだった。ただ、20〜60代の中では20代が最もキャリアアドバイザーを利用している(41.5%)との結果も出ており、同社は「20代の捉え方が二極化していることが見受けられる」としている。
結果を受け、同社は「サービス利用に関して十分な理解がされていないことが(ハードルの高さを感じる)一因になっている」と判断。
「キャリアアドバイザーとは、転職希望者に合った求人を紹介し、応募書類や面接のアドバイスや日程調整など転職活動をサポートする人材だ」と改めて説明している。
また同社の調べでは、キャリアアドバイザーの利用経験がある人のうち67.6%が「転職がうまくいった」と答えていることも判明。その理由には「要望を反映した求人を紹介してくれた」「適切なアドバイスをしてくれた」「転職への不安が軽減された」「スケジュール調整などの手続きを代行してくれた」――などが挙がっていた。
調査は2018年8月に、20〜60代の会社員男女1200人を対象にインターネット上で実施した。
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