韓国で利用者数最大のメッセージアプリを運営するカカオ<035720.KS>は2月、Luxiを2500万ドルで買収した。だが、相乗り規制の壁に阻まれ、タクシー運転手の激しい抗議が起きる中、いまだにサービス開始には至っていない。
あるタクシー運転手は先週、焼身自殺で抗議した。労働組合に加入する運転手たちは、今週に大規模デモを計画していると言う。
焼身自殺による抗議を受け、カカオはカーシェアサービスの開始スケジュールを延期したとしている。
韓国の国土交通省はコメントするのを差し控えた。
また韓国では、規制により、ベンチャーキャピタルファンドが金融、不動産、宿泊施設、飲食店といった分野に投資することを禁じられている。
韓国政府はこうした規制を撤廃する新たな法律を提案しているが、中小ベンチャー企業省の高官は、それは簡単にはいかず、すぐには実現しないことを認めた。
「要するに、われわれはイノベーションに向かわねばならないが、それには多くの時間がかかり、既得権益の仲立ちをするには困難なプロセスを要する」と、同高官は語った。「現実問題として、われわれは既得権益を無視できない。明確な答えなどない」
Copyright © Thomson Reuters
Special
PR注目記事ランキング