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インタビュー
» 2019年01月09日 06時30分 公開

“型破り”な人生:元プロ野球選手の古木克明さんが起業してまで成し遂げたいこと (2/4)

[伏見学,ITmedia]

頑張らないと次はない

 これまでの野球人生、特にプロ野球でプレーした経験を振り返ってみてどうだろうか。

 古木さんが一番学んだのは「頑張らなきゃいけないときに頑張らないと、チャンスを逃す」ということだ。競争の激しいプロの世界、常にパフォーマンスを出し続けないと、すぐにほかの選手に取って代われてしまう。

 「たとえけがをしても、やらなければいけないときにはやるしかない。でなければ、そこで終わるかもしれないから。代わりはいくらでもいるんです。他の選手にポジションが奪われるのが嫌だったら、どんな状況でも頑張らないといけないんです」

 一例として、読売ジャイアンツの若き主砲、岡本和真選手を引き合いに出す。岡本選手は2018年シーズン、右手に痛烈なデッドボールを受けて途中交代したが、翌日の試合から再び出場を続けた。「ああいう根性がないと厳しい世界です。けがをしない努力をしないといけないし、けがをしても少々のことであれば『大丈夫だ』と言って試合に出場し、結果を出さないといけません」と古木さんは話す。

 他方、古木さん自身は2003〜4年にチャンスが来たのに頑張り切れなかったという。プロ野球を辞めたこと自体は後悔していないが、チャンスをつかんだときに、それをモノにできなかったことに対しては後悔の念を抱いている。

 この悔しい経験がまさに今、生きようとしている。

 「今、僕は何もないところからBaseball Surferの事業にたどり着きました。ここでは野球の楽しさを幼稚園や小学生といった子どもたちにも伝え、さらに販路を広げて収益を上げていこうというわけですから、非常に難しいし、どこに行き着くのか分からないけれど、やりがいはあります。誰もやっていないことだからこそチャンスだし、チャレンジすべき」

定期的にビーチなどで開催している「アサカツキャッチボール」の様子(出典:古木克明さんのFacebookより) 定期的にビーチなどで開催している「アサカツキャッチボール」の様子(出典:古木克明さんのFacebookより)

 古木さんは続ける。

 「僕はまだまだ目立ちたいと思うんですよ。何かしら生き様を見せたい。野球では自分の名前を残せなかった分、別の道で後世に名を残したいのです」

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