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» 2019年01月16日 07時33分 公開

新オークラのスイートは「1泊300万円」:「外国人セレブ」狙い撃ち 再開発で生まれ変わる虎ノ門 (1/6)

虎ノ門・麻布台地区の再開発。国際的なビジネス・交流拠点として特徴ある街づくりを目指そうとしている。

[中西享,ITmedia]

 いま東京都心では、品川、渋谷、新宿、丸の内などで大規模な再開発が同時進行中だ。その中で、虎ノ門・麻布台地区の再開発(総面積約19ヘクタール)が、生活環境を備えた国際的なビジネス・交流拠点として特徴ある街づくりを目指そうとしている。

 外国人の多いこの地域ならではの取り組みであり、一部は2020年の東京五輪までに完成するものもあるが、22〜23年に全ての再開発が終わると、虎ノ門地区は国際ビジネスセンターとしてのプレゼンスがさらに高まりそうだ。

phot 虎ノ門開発で建設予定の高層ビル群(森ビル提供)。4つの高層ビルのうち左から2つ目がすでに建設されている「虎ノ門ヒルズ森タワー」。一番左と、「虎ノ門ヒルズ」右の2つの高層ビルが現在、建設中。一番右の白いビルはこれから着工する

森ビル「東京の新たなランドマークに」

 虎ノ門、六本木の周辺地域は、以前から森ビルが多くのオフィスビルを所有している。03年には54階建ての六本木ヒルズをオープンし、東京のシンボルタワーとなった。さらに14年には52階建ての超高層虎ノ門ヒルズ(森タワー)を完成させたのだ。

 虎ノ門ヒルズ周辺の街づくりには、森ビルのほかにUR都市機構や東京メトロなども参画し、東京の新たな新都心の形成に向けて計画が進められている。都庁は17年に発表した「2040年代の東京の都市像その実現に向けた道筋について」で描いた「都市づくりのグランドデザイン」に沿ったコンセプトになるよう求めている状況だ。

 森ビルは、この地域に所有する多数のオフィスビルが古くなってきているため、東京都の方針に合う形で、国際戦略特区、特定都市再生緊急整備地域の指定を得て、虎ノ門から麻布台地区まで広がる広域で再開発事業を推進している。現時点で詳細は発表していないが、虎ノ門・麻布台事業の再開発について筆者が問い合わせると、「非常に大規模な再開発事業であり、東京の新たなランドマークになる」(森ビル広報室)と回答した。

 虎ノ門ヒルズの隣に建設予定の49階建て超高層ビルには、外資系の一流ホテルが入るとの観測もある。このエリアには、ほかにいくつものオフィスビル、ホテルオークラ東京、虎の門病院の建て直し(19年5月オ−プン)などの再開発も含まれているのだ。同病院のベッド数は868床から830床に減るものの、プライバシーに配慮して個室を多く設け、近隣に外国人が多いことから多言語で対応できる体制にするという。

phot 9月12日に開業予定のThe Okura Tokyo(ホテルオークラ東京提供)
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