ホテルオークラ東京は、東京五輪前年の19年9月12日に同じ場所に建て替えた新しいホテルをオープンする。最高級ブランドの「オークラ ヘリテージウイング」とコンテンポラリーラグジュアリーの「オークラ プレステージタワー」の2つのブランドを設けて、世界の賓客の宿泊にも対応できるようにした。最大720平方メートルで、3ベットルートルーム仕様という「国内最大のスイートルーム」であるインペリアルスイートの宿泊料は1泊300万円を予定している。
「オークラ ヘリテージウイング」の客室は17階の中層、「オークラ プレステージタワー」は41階の高層ビルの28階から上のフロアを使用する。2つのブランドを一体で運営して、今後の開発事業のショーケースとしての役割を持たせるのだ。
客室数は変わらないものの、国際性を意識して、これまで33平方メートルだった客室の面積を、50〜60平方メートルに拡充し、部屋から外の眺望が楽しめるような間取りにした。この数年、都心にラグジュアリー感のある高級ホテルがいくつも誕生してきていることから、対抗するために最高級のブランドを新設した。
19年9月下旬にはラグビーのワールドカップ開催、10月以降に新しい天皇の「即位の礼」が予定されている。世界中からラグビーファンや皇族が日本を訪問するため、こうした関係者の宿泊を期待しているのだ。
また宴会場は、東京のホテルでは最大級となる、一度に3000人を収容可能な2000平方メートルの宴会場「平安の間」を設けた。1000人規模の入場者が予想される株主総会や国際会議など多目的に利用できる。また、最近は都内では展示場の場所が取れずに争奪戦が起こっていることから、各種の展示場として使ってもらえるとみているのだ。
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