同じく居酒屋人気で注目が集まっているのが8位の「日本のビール」。同社の担当者は「日本のサラリーマンが居酒屋で『取りあえずビール』と、キンキンに冷えたものを注文する文化は中国でも知られていて、やってみたがるようだ。これも一種の『コト消費』なのだろう」とみる。加えて中国のビールは味が薄めのものが主流のため、濃い味が特徴の日本のビールを新鮮でおいしいと感じるという。
16位の「オムライス」は、欧米にはなく日本が発祥の「洋食」とされている料理だ。トレンドExpressの担当者によると、かつて台湾でライスにフワフワの卵がかかったタイプのオムライスが話題になり、現地企業が専門店を展開していた。そのチェーンが中国本土に進出してやはり人気になっていたという。「日本で本場のオムライスを食べたいと思う中国人が増えた。また、ライスに載せるフワフワの卵は半熟にするものだが、中国では卵をまだ半熟や生で食べるということはなかなかできないため、日本ならではの味と思われているようだ」(担当者)。
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