連休明け、もう出社したくなくなっちゃったときこんなはずじゃ(3/3 ページ)

» 2019年05月08日 07時00分 公開
[増沢隆太INSIGHT NOW!]
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・具体的連休明けの過ごし方対策

 ブルーな気持ちで連休明けを迎えつつも、とにも角にも何とか出社したあなた。大丈夫。

 少なくとも即退職せず出社したことは非常に意味があります。認知行動療法的な視点で、「まず動く」というのはバカにならない効果があるのです。久々の満員電車で通勤するのも、会社PCでメールチェックするのも、あなたの体に一定のリズムがしみ込んでいるはず。

 昼休みの食事も、仕事中近所のコンビニや給湯室でコーヒーを飲むのも、やればやるだけ体が勝手に元の生活に順応してくれます。

 「とりあえず起きてみる」

 「とりあえず出社する」

 ことは、気持ちがダウン気味の時には即効性のある回復方法なのです。

 そもそもベッドから起き上がれないレベルとなれば病状が深刻になっています。通院すべき状況の可能性がありますので、この場合はしっかり心療内科等受診を勧めます。

・転職して再スタートを切りたいあなた。

 そんな時はまず転職サイトで検索です。ご自分の年齢・学歴や職歴、専門性や希望年収など入力することで求人情報検索ができます。これでがっさり仕事があるのであれば、即辞めてもあまり困らないかも知れません。

 ただ、本当に仕事があるのか、あったとしてもそれがあなたを求めてのものなのかは、具体的にエントリーや紹介エージェントと面談しないとわかりません。

 求人があれば誰でも雇われる訳ではありません。まずはエージェントの面談して本当に市場価値があるかを検分することが先決です。

 そうした上で実際の案件紹介が複数出てくるようであれば、この先辞めても見通しは立ちます。しかし「今すぐは案件が見当たらない」状況だったとすれば、それは暗闇に飛び込むだけのただの無謀な退職となります。

 さらにいえば、特に年齢が高くなれば、即辞めリスクは飛躍的に高まりますので、まずは在職しながらエージェント登録するなど、一般論ではなく、あなたへの具体的求人を確認するところから始めてはどうでしょう。

 ネットの武勇伝に踊らされ、後先関係ない短気な行動は一生履歴に残ります。(増沢隆太)

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