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» 2019年05月13日 11時52分 公開

各社異なる不正利用関連規約:キャッシュレス主役のクレカだがユーザー不利な規約も 求められる整備 (1/3)

キャッシュレス化の主役といえばクレジットカードだが、規約内容には各カード会社で異なる点も多い。一般の利用者が安心して使うには、規約のさらなる整備が必要だろう。

[小林哲雄,ITmedia]

 オリンピックに向けてキャッシュレス化を政府が推進している。キャッシュレスの主役といえばクレジットカードだが、一般の利用者が安心して使うためには、カード各社が対応を考えるべき点は数多い。不正利用に関する規約もその一つだ。

 キャッシュレス化本格稼働に向けて、クレジットカードの不正利用や保険に関する規約がどう変わってきたのかを、実例を基に見ていこう。

「カード会員規約」を読まないカード利用者

クレジットカードが届いたときに同封されている「カード会員規約」をしっかり確認する利用者は少ない

 クレジットカードを作成する際に「カード会員規約に同意する」というチェックがあるが、多くのユーザーがほとんど読まずに同意しているはずだ。ところが、クレジットカードの会員規約は各社でさまざまな違いがある。

 また、ほとんどのクレジットカードでは「事前の告知でカード会員規約を変更できる」としており、必ずしも事前に書面による十分な告知をするとは限らない。むしろWebに「○日付けでカード会員規約が変わります」と告知されるだけの事が多い。会員規約は、利用者の有利、不利にかかわらず変更され、施行日以降にクレジットカードを利用すれば変更を承認したことになっているのが現状だ。

 カード会社が積極的に告知せず、そこに関する規制もないため、カードによってはユーザーに不利益な規約のままになっていたり、不利益変更される場合もある。

 では、これまでクレジットカード規約にはどんなものがあったのか。例として「安心の補償制度」を見てみよう。

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