オリンピックに向けてキャッシュレス化を政府が推進している。キャッシュレスの主役といえばクレジットカードだが、一般の利用者が安心して使うためには、カード各社が対応を考えるべき点は数多い。不正利用に関する規約もその一つだ。
キャッシュレス化本格稼働に向けて、クレジットカードの不正利用や保険に関する規約がどう変わってきたのかを、実例を基に見ていこう。
クレジットカードを作成する際に「カード会員規約に同意する」というチェックがあるが、多くのユーザーがほとんど読まずに同意しているはずだ。ところが、クレジットカードの会員規約は各社でさまざまな違いがある。
また、ほとんどのクレジットカードでは「事前の告知でカード会員規約を変更できる」としており、必ずしも事前に書面による十分な告知をするとは限らない。むしろWebに「○日付けでカード会員規約が変わります」と告知されるだけの事が多い。会員規約は、利用者の有利、不利にかかわらず変更され、施行日以降にクレジットカードを利用すれば変更を承認したことになっているのが現状だ。
カード会社が積極的に告知せず、そこに関する規制もないため、カードによってはユーザーに不利益な規約のままになっていたり、不利益変更される場合もある。
では、これまでクレジットカード規約にはどんなものがあったのか。例として「安心の補償制度」を見てみよう。
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