5月からは、本物の刀を使って巻きわらを斬る体験を提供する「居合抜刀 カタナバ」というサービスもスタートさせた。カタナバで指導をするのは元会社員の松本栄一さん(63)だ。もともと、趣味の一環で居合を学んでいたが、友人に頼まれてさまざまなイベントで腕前を披露するようになった。カワラバのことを知り、会社員時代に培ったプレゼンテーションスキルや英語力が生かせるのではないかと川口さんにアプローチしてきたという。カワラバは休日のみの営業で、平日は店舗が活用されていなかった。そこで、カタナバは毎週火曜日に営業することになった。
このように、川口さんは「ハコ」と「企画」を連動させる取り組みを着々と進めている。「人を集めて楽しいことをしたい」という夢を叶えるため、ひたすら行動してきた成果が出始めてきているようだ。
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