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» 2019年06月05日 05時00分 公開

社長が参加する会議にも潜入:コンビニの商品開発ってどうやるの? 担当者が語ったリアルな現場 (3/4)

[昆清徳,ITmedia]

食のトレンドを見極めるために

 ヒットする弁当や総菜を企画するには、日頃の情報収集が肝になる。田口さんが普段どのようなことを心掛けているのか、聞いてみた。

 田口さんは普段からデパ地下巡りをしたり、SNSのトレンドをチェックしたりしている。流行の変化を直接肌で感じるためだ。メーカーの担当者と情報交換することもあるという。

 食品の企画を担当しているという立場上、日々の食事も全て仕事に直結している。同僚とランチに出掛けた際、「なぜ、あなたはこのメニューを注文したの?」と根掘り葉掘り聞きだす。何気ない意思決定の中に、開発のヒントが隠れているケースがあるからだ。

 プライベートで食事をする際も、「この料理は何が入っているのか?」「この盛り付けは参考になりそうだ」といったことを考えながら食べている。気になる料理はスマホで撮影し、社内で情報共有する際の資料として活用する。

 「会社の経費を使って食事をすることもありますが、それは上司や他部署のメンバーに具体的な商品のイメージを伝えるためですね。身銭を切ることが大事です。自分のお金を使わないと、真剣に考えませんよね」

 イメージする商品に欠かせない原材料を自ら探すこともある。田口さんは過去に、アボカドを活用したサンドイッチを企画したことがある。しかし、アボカドは変色しやすく、サンドイッチの具としては敬遠されがちだ。何かいい案がないかとモヤモヤしていたところ、とある展示会に出品されていた冷凍アボカドをみて、「これならいける!」と判断し、商品化にこぎつけたことがある。

photo 田口さんは過去にトルティーヤを開発した(画像はイメージ)

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