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» 2019年06月05日 05時00分 公開

社長が参加する会議にも潜入:コンビニの商品開発ってどうやるの? 担当者が語ったリアルな現場 (2/4)

[昆清徳,ITmedia]

長期のスケジュールを組む

 一般的な商品開発の流れを紹介しよう。あくまで架空のケースだが、おにぎりを例に説明する。

 まず、2020年度に発売する商品の場合、19年12月頃までに「20年4月には刷新したおにぎりを投入しよう」「5月にはパスタをやろう」といった大まかなスケジュールが決まる。

 おにぎりの開発担当者は、およそ半年かけておにぎりに使う米、のり、炊飯方法、具材、商品名、原価率、サイズ、販売目標などを検討する。全く新しいコンセプトの商品で、製造する工場での設備投資が必要な場合は準備に1年ほどかけることもある。商品企画の担当者は新しいおにぎりのコンセプトが固まったら、開発チームに試作を依頼する。開発チームのメンバーは調理のプロであり、レシピ制作に長けている。試作を修正した後、社内で行われる会議で何度か検討し、最終プレゼンとなる。

 試作と並行して、原料の調達、品質管理、宣伝・広報、スーパーバイザー(SV)、法務といった関係部署との調整が行われる。関わる社員の数が多いので「このケースは社内の●●さんに聞いたら分かりそうだ」「どう調整すれば円滑に進むかな?」ということを常に意識する必要がある。社内のネットワークがモノをいう世界のようだ。

photo 中食食品本部で商品企画を担当する田口美里さん

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