このiBuyerに、不動産情報サイトのシェア最大手であるZillowが乗り出している。
Zillowは米国の不動産取引を変えたといわれるほどのサービスだ。売り出し中の物件の価格が分かるのはもちろん、売り出されていなくても、街中で気になった家を見つけたらZillowで検索すれば、だいたいの売却価格や周辺地域の情報が分かってしまう。こうした仕組みによって、米国では住宅価格の透明性が維持されるようになっているといわれている。
Zillowと似たサービスながら、ビジネスモデルが異なるのがRedfinだ。Zillowがサイトへの広告掲載をメインの収入源にしているのに対し、Redfinは自社で不動産エージェント(不動産仲介を行う個人)を抱える。エージェントに案件を提供し、仲介料をエージェントとシェアするモデルだ。テクノロジーを使って業務効率を改善することで、仲介料金を下げてシェアを拡大してきた。
不動産エージェント向けのサービスを提供して急成長したのがCompassだ。エージェントにCRMなどのツールを提供するだけでなく、周辺業務の支援を行うコンシェルジュも用意している。こうした仕組みで、トップエージェントを採用し、さらに仲介業者の買収によってエージェントの囲い込みを進めている。
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