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» 2019年06月06日 06時00分 公開

海外展開に挑む:ガンダムとハローキティがそれぞれ「ハリウッド映画」作る――サンリオと創通の仕掛け人が明かす「世界制覇の勝算」 (4/5)

[河嶌太郎,ITmedia]

それぞれのキャラクターと東京五輪との連携は?

――今後展開する上で、東京五輪やクールジャパンと連携していくおつもりなのでしょうか。

下村: 直接というのはまだないんですが、間接的に日本に外国人のインバウンドの方が多く来ますので、そういった方に向けたさまざまなことができると思っています。一緒に盛り上げていければいいなとは思っています。

――サンリオは東京都多摩市に「サンリオピューロランド」というテーマパークを運営されています。そこでの展開は何かお考えでしょうか。

下村: そこはそこであるとは思っているんですけど、話せる段階ではないですね。ただ、ピューロランドだけではなく、多くのエンターテインメントがありますので、そこに向けてやっていきたいとは思っています。サンリオとしては今後そういった新しい情報を出していきたいと考えています。

――話は変わりますか、キャラクタービジネスというのは、マネタイズをする際にどのような点に目を向けていくのでしょうか。

下村: いろんなものがあります。アパレルから始まって雑貨文具、また食品関係が非常に大きくなりつつありますね。時代によって変わっていくものでもあるのですけど、最近では美容とかに関係するもの、例えば化粧品みたいなものとかスキンケアといったような、グッズではなく消費するものが最近では大きくなってきています。

――「ガンダム」ではどのような感じなのでしょうか。

田村: ガンダムのライセンスは当社とサンライズさんとの2社で役割分担を決めて権利運用をしています。創通の中では、マーチャンダイズやグッズのシェアが一番大きいですね。これはいわゆるガンプラ、プラモデルを中心とした商品化というところになります。

――今後キャラクタービジネスを展開する上で、「ガンダム」はどのような戦略をお考えでしょうか。

田村: この企画をもとに双方の周年が盛り上がり、これをきっかけに新規のファン層が入ってきてくれれば非常にうれしいですね。その結果カテゴリーやジャンルが広がっていけばいいなと思っています。サンリオさんのキティちゃんと比べると、ガンダムはまだまだ広がりの余地があると考えています。現状ではプラモデルが中心ですが、キティちゃんの化粧品展開などのように、ガンダムも底上げはもちろん、何か横に幅を広げていきたいと考えています。

著者プロフィール

河嶌太郎(かわしま たろう)

1984年生まれ。千葉県市川市出身。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。アニメコンテンツなどを用いた地域振興事例の研究に携わる。近年は「週刊朝日」「AERA dot.」「DANRO」「Yahoo!ニュース個人」など雑誌・ウェブで執筆。ふるさと納税、アニメ、ゲーム、IT、鉄道など幅広いテーマを扱う。


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