清水さんによると、1000万円プレーヤーは40代が中心で、400〜500万円台は20〜30代前半が多い傾向にある。「年収1000万円台の人の多くは老後がそろそろ見え始めてきた世代。20代の預貯金の理由が『いざと言う時のため』『何となく』なのに対し、こちらは『将来のため』。やはり一気に散財することはあまりないようだ」とみる。
一方で、年収1000万円層は結婚して配偶者や子どもがいる場合も多く、ある程度収入に余裕があることもあり、家族サービスのため旅行に使う人も多いのでは、と清水さんは分析する。
年金制度への不安が高まりつつある昨今。華やかそうに見える1000万円プレーヤーでも、家庭の状況など現実を踏まえると堅実志向は変わらないと言えそうだ。
アイエックスが同時に行ったアンケートによると、年収1000万円の人が社会人になって初めてもらった夏ボーナスの平均額は約27万円。直近の18年夏のボーナス額は約130万円という結果になった。
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