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» 2019年06月24日 10時00分 公開

50万人突破のドコモポイント投資 裏技を封じテーマ投資を始める理由 (2/4)

[斎藤健二,ITmedia]

テーマ投資の導入で狙うもの

ドコモの鈴木氏

 これまでのポイント投資では、株式の比率を上げた「アクティブ型」と債券の比率を高めた「バランス型」の2種類の投資先を提供してきた。いずれも、米国ETFに分散して投資するインデックス型投資だ。

 「投資というと、投機も一緒くたになって、仮想通貨やFXのように、丁か半かとなるのではないか、と思っていらっしゃる方が多い。ポイント投資は、バランス型とアクティブ型の2種類で、リスク幅はこのくらいだということを、まずは知ってもらうために始めた」(鈴木氏)

 6月24日に、特定の業界に絞って投資を行える「テーマ投資」を追加する。いずれもテーマに沿った世界の複数企業の株式に分散投資するもので、具体的にはお金のデザインと組んでETFを利用する。テーマは、SNSや通信などの企業を集めた「コミュニケーション」、医薬品などの「ヘルスケア」「生活必需品」「日経225」「新興国」の5種類だ。

提供する5種類のテーマ

 相場観や業界や企業に対する目利きの力がなくても、広く分散しつつ長期に投資することで、誰でも安定的なリターンを上げられるのがインデックス型投資の特徴だ。一方で、どの業界が伸びそうか? という予想が必要なテーマ投資は、考え方が少々異なる。なぜテーマ投資に踏み出したのか。

 「(これまでのポイント投資は)全世界型なので、何が原因で上がった、下がったかが分かりにくい。面白みに欠ける部分がある。1年間やってみて、そろそろ自分で考えて、これが原因で上がりそう、下がりそうと想像してもらえるのが、投資の面白さ。それを知ってもらうのにいい方法はないかと考えた」(鈴木氏)

 投資の面白さの一つとして、経済動向に敏感になることはよくいわれる。しかし現在のポイント投資では、何が原因で上下したのかは分かりにくい。全世界への分散投資のため、日経平均が上がってもポイント投資は下がることがあるし、米国の指数であるS&P500とも完全に連動しているわけではない。連動するETFがドル建てのため、為替の影響を最も受けている印象さえある。

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