アスクルは7月26日、ヤフーに対して株式売渡請求権を行使するか審議するための臨時取締役会を8月1日に開催すると発表した。
両社はアスクル岩田彰一郎社長の再任などを巡って対立を続けている。アスクルの筆頭株主であるヤフーは、業績不振などを理由に岩田社長の退陣を要求。24日には、8月2日の定時株主総会で提案される岩田社長の再任議案に反対する議決権を行使したと発表している。アスクルの元親会社で第2位株主であるプラスも同様の姿勢を見せており、岩田社長の退陣は避けられない情勢となっていた。
アスクルにとって売渡請求権の行使は現体制を維持するための最後の手段でもある。行使が決まれば、対立はさらに長引きそうだ。
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