65歳までの定年延長・再雇用が定着しつつあるが、シニア世代のライフスタイルや価値観にどのような変化が起きているのだろうか。55〜59歳の正社員に聞いたところ、平均69.6歳まで、60〜64歳の正社員も平均70.3歳まで、それぞれ働きたいと考えていることが、NRI社会情報システムの調査で分かった。
55〜59歳の正社員に、将来希望する働き方を尋ねたところ、70.2%は「60代前半までは正社員のままで働きたい」と希望しているが、65歳を超えると、パート・嘱託などの非正規就業をはじめ、多様な働き方に意識がシフトしている。70歳以降については、シルバー人材センターなどの組織に所属した臨時・短期の仕事、インターネット上で受注する仕事に関心が高まっていることも明らかに。
現職終了後、取り組みたい仕事にどのような違いがあるのだろうか。60〜64歳の層に聞いたところ、管理職、専門的・技術的、事務の仕事をしている人は「現役時代の知識やスキルを生かせる仕事」が多く、技能的な仕事に携わっている人は「自宅の近くや自宅でできる仕事」「気楽にできる仕事」が目立った。
インターネットを使った調査で、55〜79歳の男女2000人が回答した。調査時期は3月。
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