ストレスチェック会社のHRデータラボは、ストレスの実態に関する調査結果を発表した。自社サービス「ストレスチェッカー」で3万118人のデータを分析したところ、健康リスクが高い業種は「運輸業」がトップであることが分かった。
この結果について、同社は「eコマース市場の拡大による宅配便取扱数の増加や人手不足を背景に、1人当たりの業務量が非常に多くなっていると考えられる。また、それにより上司や同僚とのコミュニケーションが不足し、支援が得られにくくなっている可能性がある」と分析した。2位は「製造業」、以下「医療・福祉」「建設業」「卸売・小売業」「飲食店・宿泊業」という結果に。
男女別に違いをみると、女性は男性に比べて「仕事の質」(「仕事の質」に関する具体的な設問は「かなり注意を集中する必要がある」「高度の知識や技術が必要なむずかしい仕事だ」「勤務中はいつも仕事のことを考えていなければならない」)でよりストレスを抱えていることが明らかに(0.4ポイント分ストレスが高い)。また、管理職の男女を比較すると、その傾向はさらに顕著になっている(0.6ポイント分ストレスが高い)。
女性のストレスを軽減するために、同社は「完璧主義的な思考を変えるなどの本人の意識付けや、経験者からのアドバイスが得られる機会を設ける、徐々に経験を積む機会を与えるなどの企業側の配慮などが有効だろう」とコメントした。
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えっ、放送枠を買って、自分の曲を歌う? 千葉の英雄「ジャガー」流の働き方Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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