オタク市場は分野によって好不調はあるものの、アニメ市場とアイドル市場は好調に推移していることが、矢野経済研究所の調査で分かった。
2018年度のアニメ市場はアニメーション制作事業者売上高ベースで、前年度比8.2%増の2900億円(推計)。「堅調な映像制作部門に加え、Netflixのオリジナルアニメ配信の本格進出や国内外における映像配信事業が好調に推移し、拡大傾向にある」(矢野経済研究所)と分析している。
アイドル市場はユーザーの消費金額ベースで、前年度比11.6%増の2400億円(推計)。「『ジャニーズ』『AKB48』グループを中心に引き続き中核となるファン層が市場を支えるとともに、他のアイドルグループの台頭も継続しており拡大傾向にある」(同)
オタクの主要分野のうち、矢野経済研究所はアニメ市場とアイドル市場は今後も拡大するのではないかと見込んでいる。19年度のアニメ市場はアニメーション制作事業者売上高ベースで、前年度比6.9%増の3100億円を予測。またアイドル市場も、ユーザー消費金額ベースで、同6.3%増の2550億円に拡大するとしている。
「アイドル市場は引き続き、『ジャニーズ』『AKB48』グループのファン活動が市場を下支えし堅調に推移すると見込まれるが、19年はジャニーズ事務所とAKB48グループの活動低下に影響する出来事が起きており、急速にメディアや大衆、ファン層の支持を失うことは考えにくいものの、成長率は鈍化するとみる」(同)
面接、電話、インターネットによる調査で、オタクにかかわるコンテンツや物販、サービス事業者などに話を聞いた。調査期間は7月〜9月。
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