お店のミライ
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» 2019年11月28日 05時00分 公開

続々進む「無人」と「省人」 気になるお店の狙いを探る:「無人レジだけ」「カメラがたくさん」 ミニストップの省人化実験店舗に行ってみた (2/3)

[昆清徳,ITmedia]

天井には10個弱のカメラ

 無人レジの近くには大きなディスプレイが設置されており、店内のカメラで撮影している映像が見られるようになっている。記者が確認できただけで8台のカメラが天井に設置されていた。特に、レジ周辺にはカメラが集中していた。省人化店舗なので、万引きをけん制する狙いがあるのだろうか。そういえば、店の外には「店内スマートカメラについて」という貼り紙があった。その貼り紙には「お客の利便性向上を目的として、スマートカメラで撮影を行っている」「お客のプライバシーを守るため、個人が特定されない情報のみを取り扱っている」「取得する情報は、来店人数、性別、来店時における店内での移動経路、購買履歴」「個人を認識できないように加工した情報を、協力会社に提供することがある」という趣旨の記載がされていた。小売りチェーンの中には、お客の買い物行動を分析するために店内のカメラを活用しているところがある。記者が過去に取材した某チェーンでも、入口に同様の貼り紙があった。

店内のスマートカメラについて告知する文書

食料品を中心にした品ぞろえ

 365tableにはどのような商品が売っているのか。入口付近には、カップラーメン(108円)、レトルトカレー(78円)、フリーズドライのスープ(93円)などが並べられていた。パパっと食べるのにちょうどいい食品をアピールしている。

 店内で売られている商品のほとんどは食料品だ。「酒・飲料」「お菓子・レトルト食品」「冷凍食品」「おにぎりや総菜」といったラインアップになっている。これだけ見るとミニスーパーとそれほど変わらないような印象を受けるが、冷凍食品コーナーには特に力を入れていた。アイス、から揚げ、ギョーザ、ブロッコリーなどがずらりと並んでいる。同じ店舗サイズのミニスーパーと比較しても、売り場面積や商品数は圧倒的に多い。ちなみに、「ガリガリ君」だけで少なくとも8種類置いてあるのが確認できた。コンビニ大手は消費者の中食ニーズが高まっている現状を受けて、冷凍食品に注力し始めているが、365tableは“冷凍食品推し”を特に強めているようだ。

 お菓子やペットボトルをよく見ると、イオンのプライベートブランドである「TOPVALU(トップバリュ)」の商品がいくつもあることに気付く。また、おにぎり、弁当、パンなどにはミニストップブランドのものがあった。商品の品ぞろえにはグループの総力を結集している。

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