12月になり、得意先へのあいさつ回りを考えているビジネスパーソンも多いだろう。ただ、実際にあいさつ(訪問)される側はどう受け止めているのだろうか。リクルートマネジメントソリューションズが12月2日に発表した調査結果によると、6割近くが「できればやめてほしい」と考えていることが分かった。
リクルートマネジメントソリューションズが行った調査によると、年末年始のあいさつ回りについて、「面倒、できればやめてほしい」と考えている“あいさつ(訪問)される側”のビジネスパーソンは全体の58.8%にのぼる。ネガティブに考えている理由には「仕事が中断されるから」や「時間が拘束されるから」といったものから、「品物は受け取れない決まりになっているのに、無理やり渡されるから」といったコンプライアンスに関するものがあった。
反対に、“あいさつ(訪問)する側”で、「積極的に行いたい」と答えた人は全体の56.3%だった。こちらの理由には「面談の絶好の機会であるから」や「営業上欠かせないものなので」というコメントが並んだ。回答した人の中には、実際に大型の発注を受けた人もおり、訪問する側にとっては“誠意”を見せる絶好の機会だと考えている人も多そうだ。
なお、年末年始のあいさつ回り方法で最も多かったのは「年末に訪問(対面)」で78.5%。次いで「年始に訪問(対面)」が55.3%と、対面でのあいさつが重視されている結果が明らかになった。3位には「年賀状」(48.8%)がランクインし、SNSなどの発達で個人間の年賀状人気が下火になる中、まだまだビジネスの場では存在感を発揮していることが分かった。
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