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» 2019年12月04日 05時00分 公開

長時間・過重労働の相談が最多:上司から「アホ」といわれてたたかれて… 厚労省が「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果を公表

厚労省が「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果を公表。相談件数は269件。長時間労働・過重労働に関する内容が最も多かった。

[ITmedia]

 厚生労働省は12月3日、無料電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」に寄せられた相談結果を公表した。

 電話相談は「過重労働解消キャンペーン」の一環として10月27日に実施された。相談件数は269件で、長時間労働・過重労働に関する内容が90件と33.4%を占めた。賃金不払い残業や休日・休暇に関する相談も多く寄せられた。

 公開された相談事例は以下の通り。

過重労働に苦しむ労働者の声とは

(1): 一般貨物自動車運送業のドライバー

 午前6時頃から午後11時頃まで勤務しており、1日17時間以上働いている。会社にはタイムカードなどの出退勤記録がない。休みは毎週日曜日しかなく、疲れがたまって身体が重い。休憩中も再配達の電話が入るため、休憩も取れない。

(2): 飲食店の店長

 休日がほとんどなく、午前4時頃に自宅を出て翌日の午前2時頃帰宅する生活である。月に1回から2回程度は休日であるが、自宅でずっと寝ており、疲れ切っている。

(3): 広告制作会社のアシスタント

 忙しい時には1日20時間労働が連続し、食事の時間も取れないぐらい忙しい状態である。会社から「月45時間以上働けば残業代が出る」といわれていたが、全く残業代が支払われない。

(4): 繊維製品製造業の作業員

 上司から、指示に従わないと叱責を受け、「アホ」など人格を傷つける言葉を言われ、失敗すると身体をたたかれたりした。

 厚生労働省はこういった相談のうち、労働基準関係法令上、問題が認められる事案については、相談者に希望を確認した上で、労働基準監督署に情報提供を行っているという。

公開された事例
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