スマホやPCのログイン認証で利用する機会が多くなった顔認証。こうした技術を利用して防犯やマーケティングに役立てようとするサービスが増えている。
トリプルアイズが開発した画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」もその1つだ。ディープラーニング技術を用いて人の顔を512の特徴量によって把握し、マスクやサングラスを着用した場合でも高い精度で人物の認識が行えるという。認証率は正面画像の場合で99%をうたう。
今回発表されたソリューションでは、防犯カメラの画像をクラウド上で解析することで、来店者数や再来店者(リピーター)の把握、男女比率や年齢情報といった属性情報の分析、あるいは危険人物の通知による再犯防止への利用などに役立てることができる。また、データは一括で管理されるため、チェーン店などの場合も本部と店舗の両方の負担減につながるとしている。なお、「サングラスとマスクの同時着用での属性取得は厳しい」(同社)とのことで、こちらは不審者通知を想定しているようだ。
トリプルアイズは、セキュリティコンサルティングの日本防犯システムとの業務提携を発表。同ソリューションの販売は日本防犯システムが担当する。
AIカメラで来店客を識別し、最適な広告をリアルタイム配信――凸版印刷が自動販促プラットフォームを実用化
AIでリアルタイムに交通量を調査 服装などのトレンド情報も収集可能
「an」終了にみるバイト求人の本当の課題 テクノロジーは人材広告業界の不透明性を解消できるか
重度障害で寝たきりでも働ける「分身ロボットカフェ」――親友の死、引きこもりの苦悩を乗り越えた吉藤オリィが描く「孤独にならない社会」
経済ニュースや企業の決算情報を分析して業績を予測する「xenoBrain」 将来の影響をAIでスコア化Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング