音楽やデータ配信など、ユーザーにとって「お得」と感じられるようなサービスが多かったサブスクリプションサービスが、変容を始めている。単に「〜し放題」といったものから、リアル店舗との連携、ブランディングや、リピーター作りを狙うサービスも続々出ている。乱立するサブスクサービスで、生き残るカギはどこにあるのか。企業の取り組みに迫る。
連載第1回:freee“10倍値上げ”問題から考えるサブスクエコノミーの落とし穴
連載第2回:しょうゆを育てるサブスク「BOTTLE BREW」でキッコーマンがブランドの証「六角形」を使わなかったワケ
連載第3回:ただの田舎暮らしではない! 月4万円「全国住み放題」サービスが獲得したい“共感”とは
連載第4回:本記事
自分好みのお菓子の詰め合わせがポストに届く。そんなサブスクリプションサービスが、SNSの口コミなどを通じてじわじわと利用者を増やしている。スナックミー(東京都中央区)が提供する“おやつの定期便”「snaq.me(スナックミー)」だ。
取り扱っているお菓子はクッキーなどの焼き菓子やドライフルーツ、ナッツ、チョコレートなど1000種類以上。利用者がフィードバックした「過去のおやつの評価」と、同社が開発したアルゴリズムを使って、より利用者好みのお菓子が8種類選ばれ、2週間または4週間に一度のペースで届くようになっている。これまで利用者から届いたフィードバックは100万件以上。利用者数は非公開だが、毎月5〜10%ほど伸びているという。
コンビニやスーパー、ECサイトなど、お菓子を売る手段はいくらでもある。その中で、なぜsnaq.meは「定期便」という形を選んだのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング