増税に伴うキャッシュレス還元制度などの影響もあり、現金の利用頻度も落ちているようだ。最近2〜3年における支払い方法の変化を聞いたところ、現金が「減っている」と答えた人は全体の48.8%と、およそ半数に上った。一方、クレジットカード、電子マネーを利用する人は着実に増えているようだ。クレジットカードは45.3%、電子マネーは37.3%の人が「増えている」と答えた。
ただ、いまだに現金を持ち歩く「安心感」を求める人は多いようだ。「どこでもクレジットカードや電子マネーで決済できる」と仮定したうえで、それでも現金を持ち歩くかどうかを聞いたところ、「持ち歩きたくない」は46.3%、「持ち歩きたい」が53.7%だった。男女別では、男性は「持ち歩きたくない」派が優勢で、51.8%が回答。女性は「持ち歩きたい」と答えた人が59.2%だった。
調査は19年11月1〜5日の期間で、20〜69歳の男女3900人を対象に実施。インターネット上で行い、調査、集計をH.M.マーケティングリサーチが、企画分析を博報堂生活総合研究所が行った。
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