京王・西武がライナー強化、ダイヤ改正で増発・延伸の理由は?(5/5 ページ)

» 2020年02月09日 08時08分 公開
[小林拓矢ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       

着席への高いニーズ

 西武鉄道は「S-TRAIN」の停車駅増加と延長を行うことで、より利用してもらいやすくすることを意識している。一方、さらに長距離の場合は「Laview」使用の「ちちぶ」「むさし」の利用をオススメしている。

 新宿線でも特急「小江戸」や有料座席指定列車「拝島ライナー」に力を入れており、今回のダイヤ改正では動きはなかったものの、特に「拝島ライナー」は遅い時間帯の列車を増発してほしい、といった声が沿線住民から聞こえてきそうである。

西武鉄道は「拝島ライナー」にも力を入れている(出典:西武鉄道)

 2月の京王電鉄ダイヤ改正、3月の西武鉄道ダイヤ改正で、座席指定列車のサービスをそれぞれの鉄道事業者が向上させる。その背景には着席への高いニーズがあり、そのニーズが経営実績を向上させることだろう。

前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.