前述のジェイックの調査では、「採用プロセスのWeb化を望むか」という質問に、会社説明会については約50%が「望む」と回答、「望まない」は約20%にとどまった。ただ、グループ面接、個別面接では「Web化を望まない」がいずれも約半数という結果に。学生サイドではある程度、オンライン化への抵抗感があるようだ。
東京都内の大学に通う就活生の男性は「IT系大手などを4社受けているが、面接は全部オンラインになった。大学の友人たちも、業界に関係なく面接がWeb化していないという人は聞かない」と話す。
「自宅でオンライン面接を既に受けたが、家だと家族が音を立ててうるさかったりするのでちょっと面倒くさい。学生はオフィスを持っていないので、(大勢が集まり)感染する可能性もある大学やカフェなどに行かねばならない。企業側はその辺も考慮してほしかった」(同じ男子学生)。一方で、「特にグループ面接では、オンラインだと就活生が同時にしゃべってしまったりして、混乱して大変なこともあった。ただ、今のところ評価にオンライン化が影響したとは感じない」と、意外とドライな感想のようだ。
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