株式会社RMロンドンパートナーズ代表取締役。キャリアとコミュニケーションの専門家として、芸能人や政治家の謝罪会見などをコミュニケーションや危機管理の視点で、テレビ、ラジオ、新聞等において解説している。大学や企業でのキャリア開発やコミュニケーション講座を全国で展開中。著書「謝罪の作法」他多数。
Twitterで発祥し、ついにはネットニュース、テレビでまで報道された「100日後に死ぬワニ」が完結しました。感動的なエンディングで終わるかに見えたこの話。ところが今現在は批判で大炎上状態になっています。どうしたんでしょう?
早すぎる! 早すぎるんです、課金が。
Twitter発のマンガ「100日後に死ぬワニ」は評判が評判を呼び、大人気コンテンツになりました。このタイトルこそカギで、私含め読者はこのほのぼのストーリーがどんな帰結を迎えるのが、最初から全員わかっています。
ストーリーがほのぼのであればあるほど、このタイトルは強烈に関心をひっぱるすごいものだと、伊集院光さんもラジオで画期的な構成を褒めていました。Twitterのような無料メディアから注目を集め、それがメジャーなコンテンツとして成長していくことはネット時代ならではのサクセスストーリー。ましてファンから熱い支持を受けていた以上、感動の大団円となるはずでした。
なぜ炎上してしまったかといえば、最終回に連続して、この作品の出版、映画化、歌手いきものがかりとのコラボ動画と、これでもかというほどマネタイズ(課金)情報が発表されたからです。
早すぎる金儲けに、感動にひたったファンから猛然と批判の炎が燃え上がりました。危篤の知らせに医者だけでなく、葬儀屋さんまで用意してしまうような利きすぎる機転が批判の矛先です。
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング