攻める総務

「来場者18人」「所要時間37分」 GMOインターネットが株主総会で新型コロナ対策を実施した結果初めての挑戦(1/2 ページ)

» 2020年04月01日 12時04分 公開
[昆清徳ITmedia]

 GMOインターネットは3月30日、2019年12月期の定時株主総会を開催した。新型コロナウイルスの感染を防ぐためにさまざまな取り組みをした結果、来場した株主は18人にとどまり、インターネットで視聴した株主は1080人となった。また、所要時間は例年より大幅に短い37分だった。

株主総会をどのように進めたのか(出所:GMOインターネット公式Webサイト)

 株主総会が開催されたのは「セルリアンタワー東急ホテル」(東京・渋谷)の地下にある「ボールルーム」。広報担当者によると、会場の広さは例年の半分程度にしたという。また、株主には「例年よりも縮小した規模で開催する」「お土産やキッズルームは用意していない」「株主が座る席の間隔を広くとるので、十分な席数が確保できない可能性がある」などと通知した。

議場受付ではサーモグラフィーで体温を計測した(出所:GMOインターネット・熊谷正寿社長の公式Twitter)

 来場する株主の数を抑えるため、株主総会の様子をインターネットによるライブ配信で視聴できるようにした。また、議事進行をスムーズにするため、質問もあらかじめインターネットで受け付けた。同社がこのような対処をするのは初めてだという。

 株主総会当日、議場受付前でサーモグラフィーを使い、株主の体温を計測することも事前に告知した。37.5度以上の発熱が確認された場合は、入場できない可能性もあった。こういった施策を行った結果、来場した株主の数は18人となった。例年は1000〜2000人が来場していたという。

会場はガラガラ(出所:GMOインターネット公式Webサイト)
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