新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、手探り状態でテレワークをこなしている人も多いだろう。Web会議システムを使った会議では、普段と異なる状態で同僚などと話すことに戸惑いを感じることもあるかもしれない。日本製の衣料品ブランドを展開するkay me(東京都中央区)がこのほど発表した「働く女性のテレワーク実態調査」によると、自宅で仕事をする際、オンライン会議に適した服装を意識するという回答が約7割を占めた。
同社の主要顧客層である“働く女性”を対象に、テレワークの実情について調査した。「現在、テレワークをしているか」を尋ねると、「ほぼ毎日」という回答が65%を占めた。「ときどき」は25%となり、9割の回答者がテレワークを実践していることが分かる。
「テレワークの際に服を着替えるか」という質問では、「朝から会議に適した服を着る」が40%、「会議の前に着替える」が32%となり、全体の7割以上が「きちんとした服装」を意識して仕事や会議に臨んでいる。同社は「オンライン会議先の相手に不快な思いをさせないこと、そして『誠実さ』を画面越しからもアピールできることが大切と考えられている」と考察している。一方、会議のための「服装は気にしない」という回答も3割弱を占めた。
では、どんな服を「会議用」として着ているのか。「上だけきちんとえり付きのシャツ、ジャケット、カーディガンなどを着る」という回答が47%を占めた。また、オンライン会議でもジャケットを着用している人は全体の15%に上った。「動画は暗いし、気分も暗いので上半身は明るい色にこだわっている」などという意見もあったという。一方、会議でも「普段着」という回答も20%あった。
アンケート調査は4月14日にオンラインで実施。金融、IT、教育、医療、士業、公務などの業界で働く女性822人が回答した。
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