連載
» 2020年04月28日 07時17分 公開

本当に効率を上げるためのSaaS:SaaSとAPI連携がバックオフィスを変える理由 (1/5)

日本企業では、1社あたり平均して20種類のSaaSを使っているといわれている。そのデメリットは、データが各SaaSに点在してしまい、管理や運用が煩雑になることだ。それを防ぐためにSaaS間の連携を行うための仕組みがAPIだ。APIによって外部のソフトウェアと簡単に連携できるからこそ、得意領域に特化したSaaSが増えている。

[武内俊介,ITmedia]

 カオスマップという言葉を聞いたことがあるだろうか。特定の業界に絞ってサービスや商品を提供する事業者をカテゴライズしたもので、1枚に100を超える企業やサービスのロゴが所狭しと並べられたものである。

 SaaSのカオスマップについては、SaaS比較サイト「BOXIL(ボクシル)」が業務別、機能別などのかなり詳細なものを精力的に公開している。

BOXIL 「SaaS業界レポート2019」より

 2019年版を見ると、「Back Office(バックオフィス)」と「HR(人事)」の領域だけでも、かなりの数のSaaSがあることが分かる。バックオフィス系のコンサルティングや業務運用を手掛けている弊社のコンサルタントでも、次から次へと新しいサービスが登場するためすべて把握することは不可能に近い。

 1社独占ではなく、複数社が競合している市場が望ましいことは間違いないが、あまりにも選択肢が多い状態だと、比較して選ぶだけでも大変になる。

 日本企業では、1社あたり平均して20種類のSaaSを使っているといわれている。複数のSaaSを使うことのデメリットは、データが各SaaSに点在してしまい、管理や運用が煩雑になることだ。それを防ぐためにSaaS間の連携を行うための仕組みが広がってきている。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間