攻める総務

SaaSとAPI連携がバックオフィスを変える理由本当に効率を上げるためのSaaS(2/5 ページ)

» 2020年04月28日 07時17分 公開
[武内俊介ITmedia]

広がるAPI連携

 APIは「Application Programming Interface」の略で、ソフトウェアとソフトウェアをつなぐための仕様を指す。ソフトウェアの一部を外部に向けて公開することにより、機能の共有や、データの参照や更新などを行える。

 例えばスマホアプリでは、地図機能はGoogle MAPに、カレンダー機能はGoogle Calenderと連携した仕様になっているものが多い。これもGoogleがAPIを外部に公開して自由に使用できるために可能になっている仕組みだ。

 APIを利用することで、アプリ開発企業はゼロから地図やカレンダーの機能を開発する必要がなくなるため、開発にかかる時間とコストを大きく削減できる。

SaaSなどのAPIで覚えておいてほしい用語

 SaaSもWeb APIを用意した上で、連携アプリを集めたアプリストアを開設するのがスタンダードになりつつある。みなさんのスマホにもさまざまなアプリがインストールされていると思うが、ほとんどがGoogleやAppleのアプリストアからダウンロードしたもののはずだ。

 SaaSにおいても、各社がAPIを公開し、さまざまな連携アプリが用意されることで、簡単にSaaS間の連携ができるようになっている。

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