3月まで沖縄市に住んでいた京都府の男性(25)は一時帰郷後、コロナの影響で戻れず、アパートの解約手続きのために家族で来県した。母親(58)は「キャンセルするか何度も悩んだがコロナの終息が見えず、家賃もかさむ。『旅行者ではありません』とステッカーを張りたいくらい申し訳ない」と頭を下げた。
本島の娘の家で暮らす石垣出身の女性(82)は「かかりつけ医がいる八重山病院で検査がある。問題なければまた本島に戻ってきたい」と小さな声で話した。
本島南部のタクシー運転手は「連休だけど旅行客も県民もいない」と声を落とした。通常なら1日1万3千円以上の売り上げがあるが、外出自粛が続く最近は9時間勤務で2〜3千円程度。「手取りが激減する上に勤務日数も減らされる。早く元通りになってほしい」と終息を願った。
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