また、先のグラフには表示されていないが、休日に当たるGWの人出は2000〜3000人台となり、4月13日週並み(100%前後)の推移を示した。普段の休日では買い物客などでごった返すエリアであることを考えると、連休中の人出には一定の抑制があったと言えそうだ。
ただ、Intelligence Designの担当者が注目するのは、GW以降の平日における人出の“反転現象”だ。引き続き緊急事態宣言下にあるにも関わらず4月13日週に比べて5月4日週で42%増、11日週も40%増という結果になった。
しかも、同社の担当者によるとこうした平日で通行人数がピークに達するのは午前8〜10時と、通勤時間帯に当たる。GWを経て、感染者数の落ち着きや自粛ムードの薄れなどから、特に付近の働き手の間で自宅勤務体制が解かれつつある可能性もある。
日常の生活や経済活動を取り戻すため、出口が模索されている全国の緊急事態宣言の解除。ただ、特に大都市圏における早すぎる“気のゆるみ”が、コロナ拡大の第2波につながる点も懸念されている。
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