日本を変える「テレワーク」

テレワーク実施、41.3ポイント増 やってみて課題は?導入企業は67.3%

» 2020年06月18日 10時50分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、テレワークを導入している企業が増えてきているが、実際のところどのくらいの割合で導入が進んでいるのだろうか。東京都に拠点を置く企業に聞いたところ、テレワークを実施している企業は67.3%であることが東京商工会議所の調べで分かった。この調査は5月29日から6月5日に実施していて、3月13日から31日に行った前回調査と比べ、41.3ポイントも増加している。

テレワークを実施している企業が急増(出典:東京商工会議所)

 テレワークを実施している社員の割合をみると、「61〜80%」(23.7%)がトップ。緊急事態宣言が発令される前は「81〜100%」(30.1%)が最も多かったが、発令後は「20%以下」(26.2%)が最多。実施頻度は「週5日」(34.5%)がトップ。発令前は41.8%だったが、発令後は27.8%に減少している。

テレワークの実施割合・実施頻度(出典:東京商工会議所)

 テレワークを実施した際に生じた課題を聞いたところ、「ネットワーク環境の整備」(56.7%)が最も多く、次いで「PC・スマホなど機器の確保」(55.9%)、「社内のコミュニケーション」(55.5%)という結果に。発令前は「書類への押印対応」(60.1%)、発令後は「PC・スマホなど機器の確保」(58.8%)を挙げる企業が目立った。

テレワークを実施した際に生じた課題(出典:東京商工会議所)

 インターネットまたはFAXを使った調査で、東京商工会議所の会員企業1111社が回答した。調査期間は5月29日から6月5日まで。

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