一方、ネット・SNSという独特な環境の影響を指摘するのは経済評論家の加谷珪一氏。「グラフを見ても、Twitter上の自粛の話題はメディア報道に比べて盛り上がりの出足が遅かった反面、飽きると他のテーマに行ってしまっている。熱しやすく冷めやすいという印象を受ける」。
また自粛疲れもあり、行政やメディアなどによる公的な自粛解除・終息表明を待たずに「(公的・科学判断ではまだでも)“社会的”には終息したことにしたい」といった心理がTwitter上で働いたのでは、と加谷氏は分析する。
新型コロナを巡っては今後も感染拡大の第2波の可能性が懸念されるなど、展望の見えづらい状況がまだ続くとみられる。他の災害と違って長期戦が予想される新型コロナのような感染症対策で、どれだけ生活者の注意や関心を維持できるかは今後の課題となりそうだ。
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