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「コロナによって転職意向が強まった」ミドルの4割転職の不安

» 2020年07月18日 07時03分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルスの流行によって、転職意向に変化がでている人はどのくらいいるのだろうか。転職サイトを利用している35歳以上の男女に聞いたところ、「転職意向が強まった」と答えたのは39%に対し、「転職意向が弱まった」は9%であることが、エン・ジャパンの調査で分かった。転職意向が強まったと答えた人からは「コロナ禍で人材募集している企業は良い企業と思える」「働く上での優先順位が変わった」といったコメントがあった。

新型コロナウイルスの流行によって転職意向に変化(出典:エン・ジャパン)

 次に「転職を考えている」(97%)人に、その理由を尋ねたところ「仕事の幅を広げたいから」(35%)が最も多く、次いで「会社の将来性に不安を感じるから」(33%)、「自分のスキル・能力が生かせないから」(32%)。年収別で見ると、年収1000万円以上は「自分のスキル・能力を試したいから」(年収1000万円以上:35%、年収1000万円未満:30%)が多い。一方、年収1000万円未満は「会社の将来性に不安を感じるから」(24%、35%)、「給与に不満があるから」(11%、32%)、「待遇・福利厚生に不満があるから」(3%、12%)を挙げる人が目立った。

転職を考えている理由(出典:エン・ジャパン)

 転職を進める上で不安な点・気になる点を質問したところ、「年齢について」(65%)がトップ。次いで「これまでの経験・スキルが通用するか」(55%)、「年収について」(53%)。年収別でみると、年収1000万円未満は「キャリアアップできるか」(年収1000万円以上:17%、年収1000万円未満:24%)、「次の職場に馴染めるか」(13%、21%)といった点に不安を感じているようだ。

 インターネットを使った調査で、同社の転職サイトを利用している35歳以上の男女2973人が回答した。調査期間は6月1日から30日まで。

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