コロナ禍でなかなか外出しづらい中で注目されているのが、オンラインを介してサービスを受けたり店員とやりとりする「リモート接客」だ。ただ、リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)が消費者調査を行ったところ、実際に体験したことのある人は3%程度にとどまった。経験者には若年層が多めなものの、ちょっと意外な年代も浮上する結果となった。
調査は同社が全国の20〜69歳の男女1100人に8月18日、ネット上で実施した。
まず、リモート接客の経験の有無を聞いたところ、受けたことのある人はわずか3.3%にとどまった。年代・性別ごとに見ると、20代男性が9.1%、20代女性も4.5%と、やはり若い世代に利用者が多い傾向となった。ただ、50代男性も4.5%とやや突出しており、上の世代でも今後、意外なニーズが出てきそうだ。
次に「今後利用してみたいと思うリモート接客のサービスの種類」について質問した(複数回答)。トップは「医療」(15.5%)で、特に50代女性からの支持を集めた。以前からリモート診療などが徐々に登場してきているが、コロナ禍を機に利便性がより注目されているようだ。
他には「旅行手配」(10.8%)、「資産運用」(9.9%)などが上位に浮上した。
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