数が大きく増加したのは、下記の領域のテクノロジーだった。
B2B企業がデータマーケティングに取り組むことが増えてきており、外部から企業情報などのデータを購入することが増えてきたと田島氏。「ABM(アカウントベースドマーケティング)をプラットフォームとして行えるテクノロジーは限られているが、来年は増えてくるだろう」
またアクセス解析領域では、グーグルの「Google Analytics」とアドビの「Adobe Analytics」が大きなシェアを持つが、「汎用的なツールではなく、ニッチな機能を持つツールが増えてきている」(田島氏)。
一方で、増加が一段落し成熟が進んできた分野もある。顧客管理や分析、メール配信などを自動化するマーケティングオートメーション(MA)分野は、10%の減少となった。「5年前はバズワードだったが、減ってきていて、成長市場から成熟市場へ変わってきている」(田島氏)
また、自社以外の企業が集めたユーザーデータを使った「3rd Party DMP」は、個人情報の取り扱いに関する懸念などから数が減った。一方で、「プライバシー」関連のテクノロジーは20%増加している。「GDPRやカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)、改正個人情報保護があり、個人情報の取り扱いに関心が増えている」(田島氏)
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