マーケティング・シンカ論

コロナ禍で必須のマーケツール、増加したジャンルは? 2020年カオスマップが公開(1/3 ページ)

» 2020年09月15日 11時00分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 デジタルマーケティングの支援を行うアンダーワークス(東京都港区)は9月15日、国内の主要マーケティングテクノロジーを分類してまとめた「マーケティングテクノロジーカオスマップ JAPAN 2020」を公開した。コロナ禍を受けて、マーケティングや営業の手法が対面からオンラインに急速にシフトしてきており、関連のサービスが大きく伸びた。

国内で利用できる1234種類のマーケティングテクノロジーを、16分野に分けてまとめたカオスマップ

 今回のカオスマップでは、国内で利用できる1234種類のマーケティングテクノロジーを、16分野に分けて掲載。数は昨年の931種類から33%増加した。

 「2020年のマーケティングテクノロジーのキーワードは、3つの“O”だ」と、アンダーワークスの田島学代表は解説。データの統合と可視化、分析を行う「オーケストレーション」、リアルタイムの「ワン・トゥ・ワン最適化」、オムニチャネルの概念を一歩進めオンラインが主でオフラインがサブという「オンライン・マージズ・オフライン」を挙げた。

 背景にはコロナの影響がある。「営業がオンラインから始まり、イベントもオンラインになってきている。マーケティングはプレセールスという感覚だったが、既存顧客との接点をオンラインで管理して、LTV(生涯顧客価値)を伸ばすためのテクノロジーが非常に増えている」(田島氏)

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