楽天証券は9月28日から、国内株式手数料を優遇する「大口優遇」について達成条件を大幅に緩和する。条件を達成すると、その後の3カ月間、株式の取引手数料が10万円まで0円になったり、信用取引手数料が0円になるなどの優遇が受けられる。
各証券会社は、大口の利用者向けに手数料が優遇される仕組みを用意しており、中でも楽天証券は比較的達成しやすいといわれていた。今回、例えば1日の信用取引額が5000万円以上だった条件を、3000万円に引き下げることで、さらに達成が容易になる。
手数料無料化の流れがある中、未だ売買手数料は証券会社の大きな収益源だ。楽天証券は、大口優遇の対象となるユーザーを広げることで、実質的に売買手数料を引き下げつつ、優良な顧客を囲い込む狙いがあると見られる。
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