今回の取り組みの狙いを担当者に取材すると「新型コロナの影響で業界全体が厳しくなる中、外食の楽しさを提供したい」との思いから実施に至ったと教えてくれた。昨年から市場調査を進めていたという。
「もともと当社は食べ放題をやっていましたが、あらためて好評のメニューを調査した結果、焼肉とすしが流行していることが分かりました。去年の11月ころから静岡県の店舗で実際に炙りずしを提供したところ、ある程度の販売数が見込めることが分かってきたため、今回の施策を取る決断ができました」(同社の担当者)
このコロナ禍の中では、焼肉が人気を博している。最近ではワタミも居酒屋から焼肉の業態に転換することを発表した。一方で、焼肉を取り扱う企業が増えたことで過当競争に陥っており、相応の差別化をしなければ成功しないとの指摘もある。和食さとは昨年から実施してきた調査の結果を生かし、他社から一歩リードすることができるか。
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