ローソンでは、コロナ禍の影響により「外出自粛」「衛生の徹底」「3密の回避」「働き方の変化」といった新しい生活スタイルが広まることで、消費者がストレスや不安を強く感じていると判断。開発を担当した吉田祐子氏(商品本部 商品コンセプト開発部)は、コロナ疲れを癒やすようなスイーツをコンビニで購入するニーズが高まっていると考えたという。
実際、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した20年3〜9月、ローソンにおけるチルド和洋菓子の売り上げは前年同期比で約1割増加したという。特に、高額なGODIVA監修の商品などが好調で、プチ贅沢ニーズが高まっていることがうかがえる。
新シリーズの商品は、既存のスイーツとの差別化も試みている。大ヒットしたバスチーなどの「新感覚スイーツ」は、消費者にワクワクや驚きを発見する役割がある。また、定番のシュークリームやロールケーキは「ほっとする」「安心」という価値を提供する。350円以上するGODIVA監修スイーツは「思い切りぜいたくしたい!」というニーズに対応している。そこで、GODIVA監修の商品とは違うご褒美感・ぜいたく感を演出しつつ、その日の気分に合わせて選べるスイーツを目指した。
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