ローソン、スイーツの新シリーズ立ち上げ 目指すは「コロナ疲れ」の解消新たなポジショニング(3/4 ページ)

» 2020年10月21日 15時30分 公開
[昆清徳ITmedia]

各商品の特徴

 商品の開発に当たっては、スイーツの「特化型専門店」が増えていることも考慮した。担当者の調査では、18年にはモンブラン専門店、カスタード専門店、スイートポテト専門店などが流行。さらに、19年になるとバターにこだわった専門店やガトーショコラ専門店などが注目されるようになった。いずれも、特定の素材やメニューにこだわっているのが強みだ。

 新商品の雲泡クリームのショートは、クリームにこだわった一品。内側と外側で異なる2種類のクリームを使うことで、味わいに変化を出しているのが特徴だ。

 栗堪能モンブランは栗を強調する商品だ。マロン風味チョコでコーティングしたメレンゲ生地の上に、マロンバタークリーム、マロンスポンジ、マロンホイップクリームなどをのせている。

栗堪能モンブラン(出所:リリース)

 麗溶けチーズテリーヌは、オーストラリア産クリームチーズ、北海道産クリームチーズ、北海道産生クリームを合わせて低温で湯煎焼きにした商品だ。

麗溶けチーズテリーヌ(出所:リリース)

 ほくとろ豊潤スイートポテトは、パイ生地の上に金時芋を使用した蒸しいもあんと、紅あずまを使った焼きいもあんを重ねている。

ほくとろ豊潤スイートポテト(出所:リリース)

 いずれも、「行列せずに、遠くに行かずに話題のスイーツが食べたい」「ちょっとした非日常を味わいたい」「今日1日の気分を格上げしてくれるスイーツがほしい」といったニーズに対応するのが狙いだ。

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