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» 2020年10月22日 07時00分 公開

レジ待ち渋滞も解消:“買いすぎ防止”スマホレジを導入したら、客単価が20%上昇 イオン「レジゴー」の秘密に迫る (3/4)

[秋山未里,ITmedia]

 「全てスキャンが完了できたか自信がない」「決済が完了しているか分からない」という声が店舗スタッフに多く寄せられた。そこで、購入点数や決済したかどうかを確認できるゲートを「イオンスタイル有明ガーデン」に試験導入し、検証している。決済ができていなかったり、購入品と金額に大きな差異があったりすると警告音が鳴り、ランプが付く仕組みになっている。

photo イオンスタイル有明ガーデンに導入しているチェックアウト用のゲート
photo QRコードをゲートにかざした後、レジゴーの端末を返却する

 導入時には、端末の選定に苦労したという。19年5月に開始した実証実験の際、レジゴーの利用端末はスマホとタブレット端末の2種類を用意していた。タブレット端末は充電が切れやすく、利用者が使っている途中に充電が切れてしまったこともあった。充電する時間を考慮すると、本格導入した際に必要になる台数も多くなり、コストが見合わないと判断。タブレット端末は断念し、現在はスマホのみを採用している。

 「スマホは若い方はもちろん、高齢者の方も普通に使っている方が多いです。1度慣れてしまえば戸惑うことも少なく、お客さまの習熟度がかなり高かったです」(山本さん)

アプリ版リリース後は、個人のスマホでスキャン可能に

 イオンリテールは20年内中をめどに、貸し出し用のスマホだけでなく、利用者のスマホでもスキャンができるように、レジゴーのアプリをリリース予定だ。21年以降には決済まで利用者のスマホで完了できるように開発を進めている。

 この構想自体は、新型コロナの感染が広がる前からあったが、コロナの影響もあり利用者から要望が上がっているという。イオンが実施したアンケートでは、買い物客の6割以上が「自分のスマホでスキャンできるアプリがあれば使いたい」と回答した。

 利用者のスマホ向けにアプリをリリースした後は、アプリに残る購入情報を活用し、商品をレコメンドする機能などの導入も検討しているという。

コロナ禍で加速する“顧客のためのデジタル化”

 イオンリテールでは、レジゴーの他にも店舗のデジタル化に取り組んでいる。

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