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» 2020年10月22日 07時00分 公開

レジ待ち渋滞も解消:“買いすぎ防止”スマホレジを導入したら、客単価が20%上昇 イオン「レジゴー」の秘密に迫る (4/4)

[秋山未里,ITmedia]
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 特に新型コロナの影響では、ネットスーパーとリアル店舗の融合を意識した「ピックアップ」を拡大した。ロッカーやカウンターでの受け取りなどがある中、特に人気なのは、ネットスーパーで注文したものを自動車に乗ったまま受け取れる「ドライブピックアップ」。非接触・非回遊というネットスーパーの良さを生かしつつ、送料や宅配を待つ時間の負担を減らすというオンラインとオフラインの利点を融合した施策だ。

 店内にAIカメラを搭載したサイネージを置き、レシピの紹介やイベントの生配信をする取り組みもイオンスタイル有明ガーデンで実験中だ。新型コロナの感染拡大以降、実施できていなかったマグロの解体ショーを作業場で行い、サイネージで中継した。マグロの販売には引き換え券を配布し、3密にならない形でマグロの解体ショーを実施することができた。

 このような取り組みでイオンリテールが目指すのは100%のデジタル化ではなく、顧客がより良い体験をするためのデジタル化だと、山本さんは話す。

 「店舗はお客さまにとってサービスを楽しむ場です。デジタル技術も、お客さまの体験を高めるものの一環として考えています。例えば今は(新型コロナの影響で)洋服の採寸や試食が難しいけれど、技術を使えばある程度克服できると思います。採寸のシステムはアパレル企業で導入事例がありますし、味自体の再現は難しいけれど、香りはデジタル技術で作れますから、香りを出す技術を採用するのはどうかと考えたり……。これからもリアルに近いものやリアルに代わるものを、デジタル技術で提供できるか探っていきたいです」(山本さん)

photo イオンスタイル有明ガーデン
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