ディスコが2021年卒予定の学生に10月1日時点の就活状況について聞いたところ、就活費用が前年より約4万円減り、初めて10万円を割る結果となった。コロナ禍を受けて面接や説明会のオンライン化が進み、特に交通費が大きく減少したことが背景にあるようだ。
調査はディスコが10月1日〜6日、21年3月に卒業予定の大学4年(理系のみ修士2年も含む)のモニター約1100人にWeb上で実施した。
まず10月1日時点の内定率は88.6%となり、8月時点より4.9ポイント上昇した。コロナ禍で多くの企業が採用活動を中断・後ろ倒しにしたが、徐々にペースも戻ってきたと言える。ただ、前年同月の水準(90.5%)には到達しなかった。
本調査時点で就職先が決まり活動を終了した学生は83.3%となった。
さらに、学生の就活費用についても調査したところ平均額は計9万7535円となり、前年(13万6867円)より約4万円も減少した。09年の本調査開始以来、初めて10万円を割った。
就活費用を項目別に見ると、特に交通費が約3万6000円となり、約6万2000円だった前年よりも激減している。
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